2009年3月22日日曜日

“ENTERTAINMENT Dash”


2009年4月号[エンタテインメント・ダッシュ]3月14発売号に寄稿しました。
美乳飛脚ハプニング記事・・・ではなく、カルチャーページのコラムです。
お題は件のParCodaN
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朝日がまぶしいなぁ、って千鳥足で向かう朝のホームに小学生。
「おはよう、何年生?」って自主的声かけ運動を実施するも、無視されて、立腹。
何? 朝っぱらから酔ってんのかって? 
バカ言ってんじゃないよ、飲まなきゃやってられないよ。

日銭を稼ぐのに朝から晩~晩から昼、朝から昼まで働いて、財布の中には諭吉はおろか、一葉さんも漱石さんもいないんだから、そりゃ刺々しくもなりますよ。ワーキングプア? 何とでも呼んでくださいな、あなたも私の財布の中身狙ってるんでしょ? ……なんだかタチの悪い<勘ぐりスト>になってきたので、クリスタルな大都会からエスケープを決行! ってことで、はるばる来たぜ函館ぇ~~~(YES)!!! 北島三郎先生がレコメンしてんだから間違いないっしょ? 風光明媚な港町。キレイな夜景と壮大な山々をバックに、地元の海で取れた新鮮なイカ刺しとビール。シメにイカめし、もしくはイカパスタ……って、どんだけイカ食えばいいのよ(苦笑)。

流石に飽きて、ふらっと入ったカオティックな冷麺専門店にその漢はいた。「逆にいいよね!」なスタイリストさん的感性でも、さすがに拾いきれない、あまりにも極悪なファッション(ガンズ&ローゼズの刺繍入りブートGジャン+微妙な色落ち具合のケミカルウォッシュ・ダボデニム+メキシカンHAT!)に身を包み、真顔でサウダージ感溢れるメロウでエロティックなギターを奏でる貴(奇)人、JINTANA。松山千春級のぶっとさで地元北海道産天然ヴァイヴスを愛する彼は、帰郷するたび有名無名のアーティストたちと山小屋でセッションをしているとのこと。店主であり、アーティストでもある孫承燻(ソンスンワン)なる、なんとも妖しげな魅力を発する人物と共に、何かに導かれるが如く訪れた雪の山小屋で、私は目を、耳を疑った。聴き取ることもままならぬ不可思議な言葉(アイヌ民謡ウポポをまねしたチャントというもの)で、決して上手くはないがイノセントな歌を口ずさむボーカリストTETSUYA。そして、明らかに“音楽素人”な一般市民たちが集い、語らい、歌い、時に手を叩き、笑い合っていた。

彼らの名はParCodaN (パーコダン)。

その何とも楽しげなグルーヴに巻き込まれた私は、
時間も場所も、昨日までの刺々しい感情も忘れてしまった。
やがて山小屋は宙に浮き、遥か遠く、南方の大陸へとトリップ。
アミーゴたちの笑顔がまぶしい。

時空の歪み、そう天然サイケ、否、サ“イカ”デリック。

<勘ぐりスト>改め<イカんナビスト>にキャリアアップしたあたしは、「ああ、もう戻ってこれないなぁ。人生終わったかも……ラッキー!!!!と心の中で小さくガッツポーズを決めこんだのであった。

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■『月刊エンタテインメントDash』
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>>http://www.shinyusha.co.jp/~top/01dash/dash.htm
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